ワインの顔　その１

飲食店に勤めていた頃、ワインのエチケット(ラベル)でボトルワインを選ぶお客様は、案外多かったと記憶しております。そんな私もパラジャパンに入社した決め手はまさにワインのエチケット！ユニークなものが多くポップでカワイイ。見ているだけで楽しくなります。

これからパラジャパンの個性的なエチケットのワインをご紹介していこうと思います。

その１：マドリゲラ　Madriguera Blanco/ Madriguera Tinto

★白赤で並べるとウサギが向き合います

さて、無事入社できた私は初めてパラジャパンのワインを見ることとなります。

実際に手に取ってみてびっくり。ウサギの絵は切り絵でできています。思いがけないアイデアに脱帽です。しかも白と赤で違うデザイン。こだわってるなぁ、としみじみ。

「マドリゲラ」は「巣穴」を意味します。ウサギはブドウ畑に巣穴を掘ります。そして畑のブドウを味見していきます。(なんてのはやさしい言い方で正確に言うと食い荒らします。)

ブドウ畑にとっては害獣のウサギですが、健康な畑や美味しいブドウを見分けることができるので、ウサギがいる畑は健全な畑である指標の一つにもなり、そんなウサギたちに敬意をこめたデザインです。(あくまでも“自然と共存する”造り方にこだわるのがいいですね)

また、「巣穴」は我々人間にとっての巣穴でもあります。誰にも邪魔されることなく安心して人生を飲める秘密の場所。そう、このワインは隠れ家(＝巣穴)なのです。

素敵ですね～。このようにワインのエチケットがきっかけで、そのワインに込められた思いや哲学を知ることができ、ワインをより楽しめると思います。

デザインでワインを選んでみるのもおもしろいですよ。

担当：K

その２に続く