その3 プラド・ネグロ Prado・Negro
突然ですが、このブログを読んでくださっている稀有なそこのあなたは、
このラベルの絵、何に見えますか?
ボデーガス・フォンテディのプラド・ネグロは、アルハンブラ宮殿のあるアンダルシア・グラナダの珍しいワインです。まるでイタリアワインのアマローネのような、芳醇かつエレガントでほのかに甘みのある赤ワインです。
とても素晴らしいワインですが、この絵に関しては私の周りで散々な言われよう。
こいのぼり、タヌキ、クマ、猫、カネゴン...などなど正しい答えを聞いたことがありません。
これは、アルハンブラ宮殿にあるナスル朝宮殿の「ライオンの中庭」のライオンです。
ライオンです。(大事なことは二回言う)
50年間続いたイスラム最後の王朝であるナスル朝は、グラナダ王国ともいわれ、栄華を極めました。
その時代に造られたナスル朝宮殿の中の「ライオン宮」は、王のプライベートな居住空間として利用されていました。(当時は王と女性以外立ち入り禁止でした)
中庭中央には大きな噴水があり、そのまわりをぐるりと12頭のライオンが取り囲んでいます。
かつてはこのライオン像の口からも水が出て、水時計としての役割もしていました。1時には1頭からぷしゃー、2時には2頭の口からぷしゃー、といった具合です。
話が脱線しましたが、この絵はライオンですが、途中で切れているから分かりにくいのでは?という結論に至りました。
まるで子供の落書きですね(笑)
もうこの辺にしておきます。
今回のワインはこちら https://parajapan.theshop.jp/items/77593282
担当:K