スペインには数多くの美しい街がありますが、その中でも、アンダルシア州にあるコルドバは国内外の観光客からも人気があります。
そのコルドバで毎年、多くの観光客が訪れるお祭り「フィエスタ・デ・ロス・パティオス（Fiesta de los Patios）が今年も5月6日～15日で開催されました。
日本ではあまり馴染みの少ないパティオ（中庭）ですが、地中海側を中心にスペインでも多くの住宅がパティオを持っています。
そのパティオは古くから住民の憩いの場として用いられてきた為、日頃より美しいお花で飾る文化が培われてきました。
それがいつしかコルドバの名物として、各家庭で美しさを競い合うようになり、約100年前より現在行われているお祭りへと発展していきました。
普段は公開していない各家庭のパティオをこの時期だけは一般公開し、来場者の多さでその年の勝者を決定します。
コルドバの色彩豊かな壁と相まって、よりその花の美しさが引き立つ為、街中の美しさは圧巻のようです。
まだ日本ではあまり馴染みのないコルドバのお祭りですが、近年はSNSなどの普及でその一時の美しさに訪れる方も増えてきたようです。
今年は少しずつ海外渡航の規制も緩和されつつあるので、皆様もすでに海外に出られた方や、渡航予定をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現在、スペインはじめヨーロッパでは屋外でのマスク着用義務はない為、テラスを展開する飲食店にも活気が戻っています。
残念ながら、私はまだスペインへの渡航予定はありませんが、公私含めて国内の移動は少しずつ再開し始めたので、今年はまた素敵な景色や出会いがあるのではないかと楽しみにしています。
因みに、横浜でも現在『ガーデンネックレス横浜』というお花のイベントが開催されているようです。
梅雨前の貴重な晴れ間に是非足を運んでみてはいかがでしょうか。