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甲州ぶどうの新たな発見

近年、世界的な評価も高くなってきている日本を代表するワイン用ブドウ品種・甲州に関して、先月11月に新たな知見が発見されました。

この甲州ぶどうは、2013年にDNA解析がされ、ヨーロッパ系品種のヴィティス・ヴィニフィラに中国のヴィティス・ダヴィーディという野生ぶどうのDNAが少し含まれていることが判明しました。

これによって日本で1000年以上の歴史を持つ甲州は、カスピ海にルーツを持ち、長い時間をかけてシルクロードをたどってきたヨーロッパ品種として再注目されました。

そして、今回、生命の設計図ともいわれるDNAの配列を調べるゲノム解析にて、甲州ブドウには白ブドウと黒ブドウの両方の遺伝的特徴があることが明らかになりました。

 

甲州は黒ぶどうの色素を作る遺伝子の変異により、白ぶどうとされていますが、遺伝的には赤ぶどうに近いことがわかりました。

それにより、甲州ワインの特徴でもある、白ワイン系の柑橘系の香りや、赤ワインのようなほのかな渋みの背景が遺伝子的にも裏付けされたことになります。

この発見により、甲州ぶどうを使用したワイン造りにも新たな解釈が生まれ、新たな試みもされていかれることでしょう。

2010年に甲州が国際品種として認可されてから10年。

日本の風土を生かしたワイン造りの先駆けとなった甲州ワインが、より世界的にも評価され、多くの日本の方にも日本ワインに関心をもってもらえて、楽しんでもらえるようになったら嬉しいですね😄

そうすることで、日本国内のワイン消費も増え、いろんなワインに興味を持つ人が増えて、そして、スペインワインなんかも・・・🤣

ということで、今回はそんな日本のブドウ栽培の主流でもある棚仕立てと同じ仕立てで造られている白ワイン「マリエッタ」

この品種アルバリーニョが栽培されているスペインのリアス・バイシャスは日本の風土とも共通点がある地域としても有名です。

 

 

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