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コルクの打栓体験

どのようにワインのコルクを打栓しているか、ご存じでしょうか?

多くのワイナリーでは打栓も機械によって行っていますが、今でも、手動で行っているワイナリーもあります。

写真のように機械にコルクをセットし、テコの原理でコルクに圧力をかけて、圧縮した状態で押し込んでいきます。

多少の力は必要になりますが、女性でも簡単に栓をすることができます。

ちなみに、これは一昨年前に取引先であるバレンシアの「ボデーガス・アラーエス」にて体験させて頂いた一コマ。

一般のお客様を対象としたワイナリー体験ツアーの中に、自分でワインをブレンドし、作ったワインを記念にお持ち帰りできる面白いプログラムがあり、自分もまぜてもらいました。

5つのそれぞれのワインは、テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、モナストレルの3か月熟成、モナストレルの12か月熟成とあり、それぞれを好きな配合でブレンドしていきます。

序盤はみな、ワインの味わいを確かめながら、和気あいあいとやっていましたが、終盤はみな真剣に1ミリ単位でワインの配合を調整するなど没頭していました。

出来上がったワインをみんなで、飲み比べましたが、やはり嗜好性があるものなので、味わいは人それぞれ。

軽めが好きな人がいれば、重めが好きな人も当然いるわけで、嗜好性の強いワインの面白さを実感しました。

ただこのワイナリーとしての味わいを決める基準は、「食事とのバランス」ということで、それぞれの品種の特徴を生かしつつ、食中に親しみやすい味わいの追求にあります。

ワインのブランド一つ生み出すだけでも、経験とセンスが要求される繊細な作業なのだと改めて感じさせられました。

そして世界に一つだけのワインが完成!

ただ、欲張ってワインを瓶に満たしすぎたせいで、打栓の際に、ワインが噴き出すアクシデント(-_-;) 欲張りすぎるといかんですね。何事もバランスが大事。

ということで、今回ご紹介するワインはキャップにもなっている「ビビドール」。

ここボデーガス・アラーエスを象徴するような愉快で豪快かつバランスの取れた一品です!

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